ポー・カー・フェイス

探偵小説替歌集 【歌う白骨】

増補改訂版


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 かつて「怪の会」という探偵小説愛好会がありました。雑誌「幻影城」のファンクラブとして発足したこの団体のメンバーは、母体となる雑誌がなくなったあとも、長い間、探偵小説を読み続けてきました。

 「歌う白骨」はこの「怪の会」の忘年会やイベントのときなどに折々作られた探偵小説替歌集です。そのうちの多くは怪員の足立雅弘氏によって作成されました。

 氏の替歌作りのモットーは「歌う作家論・作品論」です。歌による評論をめざし、笑って歌ううちに、その作家・作品の真髄が理解できるように目指しました。(もちろん冗談です)

 最初の発行は1981年12月。それから次第に曲目が増えていきました。いくつかの歌は最初から今の形ではなく、歌われていくうちに何度か改良され、補足されていっています。もとより、酒席の余興であったため、正確な歌詞があるわけでもありません。そのときの気分で一部がかわったり、個人名等が織り込まれたりしたものもあります。

 元歌にややかたよりがあるのは、当時の世相を反映しているのではなく、作者の趣味の問題です。また、カラオケが普及していない時代の産物であるため、思い込みによる曲構成の変更もままあります。そのままでは、カラオケ等の伴奏に合わない部分もありますが、悪しからず。

 ここにまとめたのは、2003年3月23日の「怪の会」の解散会席上でくばられた最終バージョンをもとに、テーマ別に再編集したものです。それぞれの分冊の配列は、おおむね歌われる作品の発表年代順になっています。替唄による探偵小説史になって……はいません。

 すべてシング・フリーですが、品位を疑われる・その作家の信奉者から恨まれる等の、人前で歌うことによるいかなるトラブルにも、当方は一切責任を負いませんので充分ご注意下さい。

 なお、歌によってはトリックやメイン・プロットをばらしているものもあります。それらの歌にはタイトルの前に●をつけました。ご注意ください。

 

第一集・海外探偵小説編

第二集・ディクスン・カー編

第三集・国内探偵小説編

第四集・横溝正史編

第五集・青春歌謡編・他


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